トーヨーウレタン株式会社の独自性

  • 少量多品目に対応
    様々な硬度、材質、着色などご相談下さい。
    例えば、ウレタン40°のローラー1ヶ、ウレタン20°異色シート1枚などから対応いたします。
  • 加工のできるウレタンメーカー
    自社での加工はもちろん、協力工場も多数かかえて対応しています。
    ウレタンメーカーだから、ローコスト策、スピード対応策など最終製品に向けアプローチのふところが深い。
  • パイプ加工は日本一
    創業39年で蓄積した金型が豊富にあるので、Φ100までの径で200Lの長さのものならば1ミリきざみで対応可能です。
  • 素材のベース価格が安い
    ウレタンメーカーだからこそ実現できる、素材ベースの価格の安さが魅力です。
  • ベアリングローラー
    自社で生産しています。
  • 芯金製作からウレタンライニングまで
    汎用的なものであれば2週間以内で製品を実現できます。
    ローラーは非常に得意です。
  • ウレタン金型製造はローコスト
    注型ウレタンは熱をかけて硬めるので、肉厚はひずみが出ない程度であればOKです。ものによっては板金でもウレタン型として利用できます。
  • ウレタンをウレタン型で作ることも可能
    注型ウレタンは”鋳物”と同じような作り方をするのでウレタンモデルから、ウレタンの逆型を作り、製品を製作することも容易です。
  • 短納期
    ウレタン専業メーカーだから短納期に挑戦中です。

ウレタンの概要

  • 高反発弾性があり、衝撃性に優れている
  • 耐摩耗性に優れている
  • 耐油性に優れている
  • 引裂強度が高い
  • 硬度が広範囲に選択できる
  • 加工・研磨が容易である

ウレタンの種類別物理的性質

材質 硬度 引張強さ モジュラス MPa 伸び 引裂強さ 反撥弾性 圧縮永久歪
JIS A MPa 100% 300% % N/mm % %
TU-971 98 53 21 41 380 140 42 30
TU-951 95 44 13.4 30.6 380 110 40 45
TU-953 95 48 12.2 24.1 460 126 23 26
TU-955 95 40 12.3 25.4 350 88 35 33
TU-901 90 40 8.3 21.2 400 92 55 27
TU-903 90 59 7.53 15.2 510 109 28 28
TU-906 90 27 7.79 14.9 470 75 42 27
TU-853 85 46 5 9 660 99 27 28
TU-801 81 38 4.1 7.54 530 62 67 27
TU-803 83 57 3.61 6.29 640 82 32 25
TU-805 80 21 3.14 6.23 540 47 34 34
TU-701 70 33 3.03 5.71 530 48 60 23
TU-703 73 56 3.21 5.14 720 61 46 14
TU-603 63 32 2 4 460 30 35 16
TU-503 55 47 1.91 4.15 520 40 30 5
TU-403 40 31 1.24 2.7 560 31 21 6
TU-303 30 27 0.87 2 600 23 19 8

(注)この物性値は代表値であります。
JIS K7312-1996(熱硬化性ポリウレタンエラストマー成形物の物理試験法)による。

ウレタンエラストマーの選択

ウレタンエラストマーは、機械的強度が強く、耐摩耗性、耐油性、耐候性、加工性に優れた特性を示し、低硬度から高硬度まで多様なものがあります。
また、これらはその原料組成により、ポリエステル系とポリエーテル系の2種類に大別され、種々の特性を持っているので、次の項目によりウレタンエラストマーを選択すると良いと思われます。

  • (1)硬さ
  • (2)耐水性、耐油性
  • (3)機械的物性(モジュラス、抗張力、引裂き強さ、伸び等)
  • (4)加工方法
  • (5)TDI系、MDI系、PPDI系 / アミン硬化型、OH硬化型
  • (6)コスト
ポリエーテル ポリエステル
PTMG PPG エステル
コスト
加工性
機械強度
加水分解性
耐油性
耐寒性
弾性
材質 1 5.6 3

例 : TU-901の場合 90は硬度を表し(90°)、1は材料(ポリエーテルPTMG系)を表す。